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amstyle:beyond the pradise
インナーバルコニーとミラーリングするように
●未来へ向けての延期ーコロナ直前の現地取材より
Reported by Miki Homma (journalist)
ミラノ国際家具見本市の2021年への延期が3月27日に発表になりました。新日程は2021年の4月13日から。パワーを貯めて家具、キッチン、照明が一度に開催される、これまでにもこの先にもないだろう1度限りの一大イベントなるとの発表です。
「SNSでいろんな噂が広がっていますが、中止というふうに思わないでほしい」。そんなメールが私の元に、ミラノサローネ公式事務局の広報担当者から届いたのは3月27日の夕方。ミラノの金融新聞がすっぱ抜いた‘’ミラノサローネ中止‘’の記事が、日本のSNSでも次々とシェアされていたころです。マルバ・グリフィン氏をはじめとするミラノサローネ広報チームによると、主催者は最後まで可能性を探っていましたが、世界の健康と人命を優先した決断を下したということです。
コロナ直前の2020年2月に私は現地・ミラノでミラノ国際家具見本市のプレス発表に参加、および何人かの要人にインタビューを行っていました。本来今年のサローネはここまで準備ができていて、来年に向けてパワーをためている、という状況をできる限りお伝えしたいと思います。
次は公式プレスリリースの内容を紹介します。