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Milano Quick Info 03
ミラノサローネ&MDW 前情報03
●ハードルが高そうに見えて実は実用的なレシピが100以上
この本は、いわばレイチェルの『料理日記』を公開するようなものだと彼女は言います。自宅のキッチンで、旅先で出会った味をメモしたりイラストで描き起こしたり、試行錯誤してできた料理ノートから成る本書には、地元イギリスの伝統料理や暮したパリで考えたフランス料理はもちろん、イタリア、スペイン、ドイツ(彼女は幼少期をバイエルンで過ごしている)、トルコ、オランダ……もちろんマレーシアなどアジアのエッセンスも盛り込まれています。
レイチェルの料理は、伝統的な料理や出会った料理にアレンジを加えて作りやすくしたもの。様々な国の素材やスパイスを自由に組み合わせて 、家庭で作りやすく、見た目にも美しい素敵なものばかり。ところどころに「ガモンステーキ」や「スマック」など聞き慣れない材料も出てきますが、きちんと代用できるものが書かれているので、ご安心を。
パリのキッチンでは、バターや生クリームたっぷりの料理に「ひゃー、高カロリー」とおののいたものですが、今回はヘルシーメニューもたくさん載っているので、ぜひ挑戦してみてください。
●読み物としても
フードライターというだけあって、ひとつひとつの料理に添えられた短いエッセイのようなコメントもとても読み応えあり! 日常で撮っていたスナップも楽しく、まさしく彼女の言う「私と料理との物語」が詰まった一冊となっています。