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Special Issue
Be myself-kitchen house

「私らしさ」が響くオートクチュール

2022.01.24 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●「自分軸」で考えたサイズと収納計画

キッチンハウスではどんな人でもキッチンを計画しやすいように、ショールームやカタログでは、ストレートテーブル(テーブルとの直列型)や2列型などレイアウトを厳選した提案をしています。でももちろん自由なサイズオーダーにも積極的に対応しています。ちえこさんもキッチンのサイズには自分の考えがありました。まずアイランド(写真左側)。高さは約1mとかなり高め。

「手前のアイランドキッチンを高めにすることで、壁側のキッチンのシンクとガスコンロでの作業がダイニングから見えにくい」という、視覚的な効果をちえこさんは考えました。そして「高さを出すことで、収納量も増えます」と、自慢の食器をたっぷりと入れる空間を確保。なるほど、高さがある=大きいということですね。

深さ230mmの引き出しを4段、しっかり作ることができました。引き出しの底にはノンスリップマットを敷いてあり、小皿をぎっしり並べてもガタガタしません。すべてを「自分軸」で考えて、仕立てていける。それがオートクチュールタイプの醍醐味でもあります。

食器の引き出しのすぐ後ろにはドイツ・ガゲナウの食器洗い機。洗い上がった食器はどんどんしまってゆけます。こういった動線の工夫が、すっきりとしたキッチンを実現します。

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