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Special Issue
INTER TECH ─ Material Kitchen

マテリアルキッチンのインターテック

2021.07.27 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●世界中から個性的なマテリアルを探して

「洋服が似合うように、そこに住む人に似合う素材があります。とにかく今はマテリアルが面白くて、世界各国のマテリアルブランドの資料や情報を集めて、少ない量でも取り寄せます。他にないものや、設計者やユーザーが本当にしっくりくるマテリアルを見つけるのが好きなんです」。ミラノサローネなど世界の見本市を巡ったり、日本のマテリアルメーカーの情報通と情報交換をしたり……。佐藤さんの視線は世界に広がっています。

たとえばこちらもベロメタル。ブロンズや黒、錆びたような表現やマット、サテン仕上げ、エイジング、高光沢のハイポリッシュなど、同じ色、金属でも仕上げで変わる。その微妙な変化を見逃しません。

木材も柾目と板目の違い、染色の濃淡、木目の浮かび上がり方、「すべてが違う表現で、木材の名前だけでは指定できないんですよ」と佐藤さん。どんな大きさにするか、縦に配するか、横に流れるように当てるか、そこでも印象ががらりとかわるそうです。インターテックのショールームでは、大きめの突き板サンプルが用意され、キッチンのような大きなサイズになったときも想像しやすくなっています。

「またスタッコ仕上げと呼ばれる塗材もキッチンの仕上げでは人気がありますね。モールテックスやオルトマテリアなど、顔料の調合や塗り方で表情は変わります。そんなサンプルももちろんありますし、イメージを相談してほしい」と佐藤さん。

話せば話すほど、マテリアルの豊富な情報やサンプルが飛び出してきます。インターテックではぜひ遠慮せずに好きなイメージを伝えてくださいね。

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