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Special Issue
My kitchenhouse 02

人生の思い出を映す白いキッチン

2018.04.11 キッチンジャーナリスト 本間美紀

《My kitchenhouse2》

Supported by kitchenhouse

●窓から公園の見える白いキッチン

その日取材に伺うと、キッチンはまだ温かいおかずの入ったお鍋が置いてありました。慌ただしい朝でもきちんと食事をして、お弁当を作って出かけて行った。そんな家族の空気が残っていました。このキッチンのオーナーである真由美さんは、女性の健康を守る医師として仕事、娘、息子二人の育児に多忙な日々を過ごしています。よく行く公園から見る、小さな家。ある日、そこが売りに出たことを知ります。「公園で娘と遊んでいるとき直感でこの家が素敵だなと」と真由美さんは迷うことなく購入し、一戸建てリフォームをしました。以前は有名な建築デザイナーが手がけたというコンパクトな家でした。

「キャビネットは窓を囲むように天井までつけました。吊り戸棚なんていらないと思っていたけど、ホットプレートや土鍋が入るし、キャビネットのプロポーションも綺麗でした」レンジフードもキャビネットの中に隠しています。

「家に居られる時間は限られています。キッチンにいる時間が長いので、子ども達と一緒に過ごせる空間にしたかったんです」と真由美さんは話します。大きなポイントとなったのは窓。「改装だから窓の位置は動かせないし、何よりここから子どもたちが好きな公園が見られます」。白いフレームウィンドウの周りを取り囲むのは、キッチンハウスのピュアホワイトのキッチンです。

「若い頃、スウェーデンとドイツのベルリンに留学していた体験から、清潔感があって、ナチュラルな感じの住まいがイメージでした。最初に決めたのは床の無垢材のフレンチヘリンボーンです。幾何学模様が好きで、この線がすっと通るような空間を設計施工の方にお願いしました」

そのイメージに調和するよう、キッチンの表側には横に木目が流れるナチュラルオークを選んでいます。「色や素材をインテリアのイメージに合わせて選んでいけるので、キッチンハウスのショールームで過ごす時間が楽しかったですね」。

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