KITCHEN
INTERIOR KITCHEN32

20年使い継ぐドイツキッチンの物語

2020.08.31 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●シックなブラックとホワイトでイメージを一新

──新しいキッチンのデザインにはどんな希望を出しましたか?

「モダンなシリーズから選びました。メインキッチンはオーク材のカウンターに白の扉材、黒のワークトップで、以前とはガラリと変えたシックなイメージです。ところが以前のキッチンと新しいキッチンのデザインに違和感がなく、時を超えてぴったりきました」

──一般的にドイツキチッンは収納システムが充実しています。多すぎるほどですが、うまく活用できましたか?

「ジーマティックのキッチン専用の収納パーツがたくさんあり、選ぶのが楽しかったです。スパイスジャーも専用のデザインで、それが引き出しの中にぴったり収まって気持ちいいです。扉の裏のわずかなスペースを活用できる仕組みもあって、ふきん掛けやレシピを貼れるボードなどを活用しています」

「ほかにはキッチン壁面にハンギングできるパーツや各種の引き出しなど、すべて統一感があります」

──収納のパーツは市販のものを使う方もいますが。

「ジーマティックの場合は、小さなパーツまでキッチンデザイン全体の流れとそろっていて、細かいところまで完成度が高いんです。イエローのキッチンのカトラリー収納は20年前のデザインですが、いまだに使いやすいんです。海外ブランドのキッチンを使う意味はそこにあるような気がします」

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