INTERIOR
Milano Salone topics 01

モルテーニとカルテル

2023.05.15 キッチン&インテリアジャーナリスト 本間美紀

・KARTELL /カルテル(イタリア)
−「マイカルテル」ってなあに?歴代のプロダクトを自分流にという提案。

ミラノサローネ会場では真っ先に足を向ける人が多いカルテル。
新素材への探求で知られる、モダンデザイン家具のパイオニアです。

今年のブーステーマは「マイカルテル」。

1949年の創業以来、ほぼ廃盤のないロングセラー商品を抱えるこのブランドは、既存の人気モデルのカラーバリエや組み合わせによって変わる表情、場所のテーマによって、
これまでのカルテルがどう新しい時代にフィットするか、「ユーザー自身のライフスタイル」を軸に考えるカルテルの空間づくりをテーマにした展示で来場者を魅了しました。

たとえばカラフルな家具、のイメージのあるカルテルですが、こちらはモノトーンだけのコーディネート。
テーブルはフェルーチョ・ラヴィアーニの「フォーセラミック」。チェアは吉岡徳仁の「スマトリック」、壁でアートのように見えるのはジャン・マリー・マッソーのトレイ「ナマステ」。

イエローに塗られたシンプルな空間で、くっきりと輪郭を描くコーディネート。これもまた「マイカルテル」スタイルです。

この「マイカルテル」スタイルは、今年は年間テーマとして全世界のカルテルショップの店頭で展開されるそうです。

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