INTERIOR

Heimtextile 2020

ドイツから発信 マテリアルのトレンド
2020.02.05 キッチンジャーナリスト本間美紀

●マキシマムグラム/娯楽を追求したグラマラス

グラムロックのような自由で娯楽的に広がる、エキセントリックでアシッドなイメージ。

ホイル蒸着された光る布、80年代的な幾何学模様やファー、ランダムなプリーツやスパンコール、蛍光など。一見、悪趣味と思えるものをグラマラスに見立てる挑戦的なトレンドです。

ファッションでもインテリアでもこういったトレンドが、2年後、3年後のプロダクトに生かされていきますが、共感できるものはありましたでしょうか?
そして今回、会場で感じたのは、サスティナビリティ(持続可能)な価値観への呼びかけ。会場は本当に山のような布だらけなのです。これだけ生産して、世界は布を使い尽くせるのだろうか?
私自身もそんな疑問を感じました。

会場で配布される、企業の性質別のインデックスブック。環境に配慮した企業を集めた「グリーンディクショナリー」はもはや他業種の見本市でも当たり前のインデックスに。

ハイムテキスタイルの主催者も「価値観の物差しを持った取引をしなければ、無駄な大量消費が起こる。本当に意味あるビジネスを生み出してほしい」記者発表で主張していました。環境に配慮した製造方法を選択したり、カスタマイズで適正規模の生産をする企業をインデックス化して情報を提供するなど、参加企業の質の高さを来場者に伝えていました。見本市の主催社にしてみれば、ものはどんどん売れてほしいのが本音だと思いますが、潔い発言と態度はドイツの見本市らしいな、と思います。

 

次回のハイムテキスタイルは2021年1月12日から15日にドイツ・フランクフルト国際見本市会場で予定しています。

取材・文/本間美紀 早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)「リアルキッチン&インテリア」(小学館)

text=Miki Homma(Journalist)

ハイムテキスタイル 
会期:2021年1月12日〜15日
会場:ドイツ・フランクフルト国際見本市会場
視察出展問い合わせ:メッセフランクフルトジャパン TEL03-3262-8444
www.heimtextle.messefrankfurt.com

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