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amstyle:beyond the pradise
インナーバルコニーとミラーリングするように
●水のしぶきのように輝くキッチンとは?
キッチンジャーナリストの本間美紀です。トーヨーキッチンスタイルのキッチン発表会に行ってきました。同社ではコア、ベイ、イノと3つのモデルを持ちますが、今回はハイエンドモデル「イノ」の新作でした。
トーヨーキッチンスタイルの場合、新作といってもキッチンの形が大きく変わるわけではありません。ファッションでデザインや服の素材が変わるように、新しい扉材を発表し、様々なインテリアの可能性を広げています。その多くは同社社長の渡辺孝雄氏が旅で得たインスピレーションからデザインされているようですが、、、、さて今年の新作は?
テーマは「絶景」と「水の流れ」。新作扉の名前は「スプラッシュ」です。アルミのコーティングに不均一のストライプを立体的にあしらった表情は、世界の絶景の滝を思わせます。まさに水しぶき、スプラッシュです。勢いよく流れ落ちる滝のイメージで、流動性に富んだテクスチャーが斬新です。
アルミを貼ったハイプレッシャーラミネート材は汚れや熱、衝撃にも強く、トーヨーキッチンでは標準の素材になっています。ドイツの素材メーカーと綿密な打ち合わせを重ねて、オリジナルで開発した扉材だそうで、同社が得意とする輝きのある照明や家具との相性も良さそうです(ちょっと眩しそう?!)。
次のページではこのキッチンの開発の背景を聞いてみました。