INTERIOR
E&Y new furniture

E&Yから7年ぶりの新作

2022.05.20 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●伝説のファニチャーレーベルE&Yが7年ぶりの新作展

ブランドではなく「レーベル」。家具やインテリアの世界にもさまざまな“在り方”があります。E&Yはそんな意味では日本のデザイン家具業界では、伝説的な立ち位置かもしれません。7年ぶりという新作展「Thirty-six views」が東京・六本木のアクシスギャラリーで開催されました。

7名のデザイナーによる、ファニチャーライン4作品、限定生産であるエディションライン4作品が発表されましたが、エディションラインというのは、アート性を帯びた限定製品のことで、デザイナーによる挑戦的な商品が提案されています。製品化、ビジネス重視では生まれえない、チャレンジを受け止める。それがメーカーではなく、レーベルの使命と感じられました。

「本展タイトル「Thirty-six views」は、2021年に36周年を迎えたE&Yが、36年間の視点を経て今の視点を考えるというだけでなく、三十六が持つ「多数」「全ての方角」という意味を「三十六景」としてカタログの各アイテムの絵との親和性も図っています」(プレスリリースより)

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