
この写真、ぱっと見たら、一体これなんだろうと思ってしまいます。
大きな空間にアーチ型の箱。実はこれもキッチンなのです。
日本ではどうしてもキッチンは壁際からのプランニングを考えてしまいますが、
このドイツのキッチンは家の中心にキッチンという部屋をつくる、そんな発想から出発しています。
キッチンそのものが壁になり、天井になり、照明になる。
ひとつの建築のようになるという大きな発想。
ほら、お部屋みたいです!
頭上のキャビネットには照明が仕込まれ、夜になると空間を照らす。
音楽システムや飾り棚も組み込めて、
その役割は、もはやキッチン以上といえる?
ドイツのポーゲンポール社が発表した「+ARTESIO」は家の中にもうひとつの建築をつくったようなキッチンwww.poggenpohl.com
下の写真はクオーツストーンという素材でつくったキッチン。
砕いた水晶を再び板状にして、石のような透明感ある表情を生み出した板材で、
日本でもキッチンに使われ始めています。
ふつうはキッチンのワークトップ(水平方向)に使うのですが、
ここでは垂直方向に、キッチン全体の扉に使っています。
クロコダイルの型押しがしてあり、とてもファッショナブル。
これも神殿のような建築的なキッチンです。
クロコダイル柄のクオーツストーンでつくったキッチン。高さ3m、幅12mという超大型の壁面キャビネットに9mのロングアイランドキッチン。硬い丈夫な材料だから実現する大きさ。イスラエルの「シーザーストーン」。www.caesarstone.com
キッチンの考え方のスケールは、
海外ではとても大きいのですね。
日本にはないボリューム感にいつも驚かされます。