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エピローグからはじめよう

2022.09.05 キッチンジャーナリスト 本間美紀

【本間美紀のコラム 2022/09/05】

「グッドバイからはじめよう」そんなタイトルの曲を昔よく聴いていた。

9月15日にリアルリビング&インテリア」という本がついに発売になる。
「リアルキッチン&インテリア」のスピンオフ本で、世界観は同じにしながら、内容の運びはかなり違う。

かなり変わった本で、先日も刷り出しを見ていた担当編集の宮澤明洋さんが
「一体何の本か、意外とわからない(笑)」と言葉をこぼした。

あれだけずっと一緒につくってきたのに、改めて見ると担当者さえそう思う。
そんなものなのかな、と思い自分でもびっくりする。
つくっている瞬間は納得している。
そして、では、他に方法はあったのかというと、もちろんない。

今回は、自分の中で確固としたイメージと言葉は一つしかなく、
そこからぶれずに書いてきた。

この本には読者への「便利な回答」はあまり見つからない。けれども心を揺るがす「はじまり」は必ず見つかる。一つ言えるのは私の言葉、皆さん自身の考えで補完されて、完成する何かだということ(ということで、14日のセミナーお待ちしております!)。

さて冒頭に戻るのだけれど、この本がどんな本か、本誌のアートディレクター宮本理希さんの書いたエピローグがわかりやすいと思う。次のページから紹介します。

エピローグから紹介する本って、ある意味、不思議なんだけれど、そうなのである。

「エピローグ」からはじめよう。

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