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DESIGNART TOKYO 2025 #01

デザイナートの歩き方 01

2025.11.06
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●伝統とテクノロジーが描く、新しい工芸のかたち

デジタルが拓く、手仕事の新しい世界

3Dプリンターによる表現が、今年はひときわ目を引きました。
金属の多面構造や軽量化など、技術が“つくる”の可能性を押し広げています。

工芸と技術が融合した幻想的なフォルム

ミラノサローネ・サテリテ2025の第1位作品、
SUPER RAT/長澤一樹「UTSUWA – JUHI SERIES」では、棕櫚の樹皮と柿渋染め、鉄媒染が融合します。

SUPER RAT「UTSUWA – JUHI SERIES」棕櫚と鉄媒染が織りなす幻想的な質感

伝統の素材を最新技術で再解釈したフォルムは、静けさと生命力を併せ持っています。

手仕事への敬意と、現代の技術を通じて伝統を更新する意思が感じられます。
それは、クラフトが過去を懐かしむものではなく、未来へ続くものであることを静かに教えてくれます。

9周年を迎えた今年のデザイナート。
最先端のテクノロジーと、手仕事のあたたかさが同じ空間で響き合っていました。
伝統を守るだけでなく、時代に合わせて更新していく。
それこそが、デザイナートが育ててきた“本能美”のかたちだと感じます。

「デザイナートの歩き方 #02」では、AXISビルや青山エリアの展示を紹介します。

「リアルリビング&インテリア」は「デザイナート東京2025」のメディアパートナーです。

DESIGNART TOKYO 2025 公式

 

取材・文=半井梨佳

DESIGNART TOKYO 2025 開催概要

テーマ:「Brave 〜本能美の追求〜」
会期:2025年10月31日(金)〜11月9日(日)の10日間
エリア:表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・銀座・東京
現時点 出展者数:130組 / 会場数:91会場 ※入場無料(一部の展示を除き)
主催:DESIGNART TOKYO 実行委員会
発起人:青木昭夫(MIRU DESIGN)/川上シュン(artless)/小池博史(NON-GRID)/永田宙郷(TIMELESS)/アストリッド・クライン(Klein Dytham architecture)/マーク・ダイサム(Klein Dytham architecture)
オフィシャルウェブサイト: https://www.designart.jp/designarttokyo2025/
インスタグラム:https://www.instagram.com/DESIGNART_TOKYO

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