ミラノサローネ＆MDW 前情報01

・キッチン、バス見本市が地下鉄駅に最寄りホールに

大きな変化は隔年開催の「エウロクチーナ」「テクノロジー・フォー・キッチン（家電）」（ホール２、４）と「バスルーム」（ホール６、１０）が会場を大きく移動し、地下鉄駅最寄りのホールで開催されます。キッチンとバスというところで、リアルキッチン＆インテリアの取材も力が入るところです。

この２会場内の構成にはイタリアの都市と脳神経学の原理という左脳的な要素を取り入れ、歩き回る疲れを軽減し、さらに脳からα波を出すほどの心地よさを与える、という実験的なホール編成が試みられます。

この４ホールの新しいレイアウトを手掛けたのは、イタリアの建築・エンジニアリング界をリードするグループ、ロンバルディーニ22。ミラノサローネの依頼を受けた彼らは、見本市の分野で初めて神経科学に着目し、展示や休憩エリアのさまざまなルート、位置、配置に対する来場者の神経学的、感情的、知覚的反応を分析することで、来場者の体験を向上させます。

本当に実効があるのでしょうか？　みなさん、ぜひ意識しながら歩いてみてください。