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The Elevation of Gravity
ガゲナウが目指す究極の静けさ
アンビエンテではテーブルウェアの展示も面積の大部分を占めます。あまりにも多いのでいつもあまりレポートしていませんでしたが、トピックスをいくつか紹介します。
・ヴィレロイ&ボッホも新展開
日本でも有名なドイツの陶器ブランド、ヴィレロイ&ボッホも伝統的なものばかりではなく、新しいスタイルを展開していました。
こちらの「La Boule」はミッドセンチュリーやメンフィススタイルのデザインにインスパイアされた食器です。
この球形のオブジェは実は2人用の食器セットなのです。シリアルやスープに使えるボウル、平皿、皿2枚、そしてサービングトレーで構成されています。精度の高い陶器だからできるオブジェ兼システム食器でメイド・イン・ジャーマニーの高い技術を見ることができます。
もう一つ、ヴィレロイ&ボッホからこんなものが? という食器がこちらの「クラフテッド」。すっきりとした食器のイメージがあったこのブランドから、温かみあるデザインが登場しました。
スカンジナビアスタイルの食事に、と開発されたデザインで、今後、注目されそうな「ボホ・ルック」の流れも汲んでいるといいます。「ボホ・ルック」とはボヘミアンとヒッピーをかけた言葉で、柔らかな色合いや民族風のデザイン、自由で伝統を脱したスタイルだそう。