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Retro design from Vienna

名建築と縁深いウィーン発のグラフィック

2022.04.06 リアルキッチン&インテリア編集部

●ウィーンでホフマンに学んだ「上野リチ」を知っていますか?

「上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展」が人気を博しています(会期〜4月10日(前期)/4月13日(後期)〜5月15日)三菱一号館美術館(東京)で現在、開催されています。

上野リチ・リックス《プリント服地デザイン:ボンボン(2)》1925-35年頃京都国立近代美術館

上野リチ(フェリーツェ・リックス)は、1893年ウィーン生まれ。ウィーン工芸学校でウィーン工房を主宰するヨーゼフ・ホフマンらに学び、その実力が認められ、卒業後はウィーン工房に入り、テキスタイルデザインなどを担当。その後、ホフマンのもとで働いていた京都出身の建築家、上野伊三郎と結婚。1926年、京都にて夫妻で上野建築事務所を立ち上げます。

上野リチ・リックス《ウィーン工房テキスタイル・デザイン:夏の風》1922年クーパー・ヒューイットスミソニアン・デザイン・ミュージアム、ニューヨークMuseum Purchase from Smithsonian Collections Acquisition and Decorative Arts Association Acquisition Funds. Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum, Smithsonian Institution. Photo credit: Matt Flynn ©Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum

結婚後もリチは引き続きウィーン工房に所属し、1935年まで京都とウィーンを往復しながら活動したそう。まさにグローバル二拠点生活の先駆者です。

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