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ambiente2020 02

脱プラなストローが超おしゃれ

2020.02.29 キッチンジャーナリスト本間美紀

●脱プラのストローが超おしゃれ!

大手コーヒーストアから始まったプラスチックのストロー離れ。日本の箸箱のようにカトラリーやストローを持ち歩くスタイルも提案されています。個人的に素敵だったのが、ドイツ・WMF社の「My2go」。WMFは精緻なステンレス製品の製造で知られますが、カトラリーとストロー、それを包む布、食後に含む布までを必要最小限の材料でつくり、軽く持ち運びしやすいものにしています。

単に持ち運びしやすいというだけならプラスチック製品でもいいのですが、長く使えて本格的に食事ができる高品質ステンレスにこだわるのがドイツらしさ。WMFらしさ。ステンレスのストローを洗うための細いブラシの芸の細かさといったら!食後に汚れたカトラリーを拭く布もセット。これも洗濯機で繰り返し洗えるそうで、もののケアやメンテナンスまで考えるドイツらしいと感じました。

さらに会場で多く見かけたのがガラスのストロー。

Copyright © Messe Frankfurt / Marc Jacquemin

特に秀逸だったのはZWEISEL(ツヴィーゼル)のガラスのストロー。耐熱性、耐久性あるガラス製品ではドイツでトップクラスのブランド。細いガラスの管の表面に、ロゴが綺麗にのっています。

ショットというIHクッキングヒーターの天面に使われるような強いガラスの技術をもったメーカーの傘下にあるため、品質は十分信頼できます。このストロー、私も会場で試用しましたが、口当たりのいい美しいガラスのストローを飲み物が伝う様子が綺麗!

使い捨てストローの代用品はいろいろ登場していますが、WMFのステンレス、ZWEISELのガラス、どちらも「ずっと大切に使いたい」という意思ある品質とデザインが印象的でした。

その3に続く

 

取材・文/本間美紀 Miki Homma/Journalist

早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「人生を変えるインテリアキッチン」(小学館)、「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)「リアルキッチン&インテリア」(小学館)

 

 

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次回会期:2021年2月19日〜23日
会場:ドイツ・フランクフルト国際見本市会場
視察出展問い合わせ:メッセフランクフルトジャパン TEL03-3262-8444
www.ambiente.messefrankfurt.com/

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