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ambiente2020 01

「サスティナビリティ」の時代始まる

2020.02.28 キッチンジャーナリスト

●Ambiente 2020-今こそサスティナビリティ

新型肺炎の問題で、世界中が揺れています。多くの国際見本市の開催が延期、中止のニュースが飛び込んでいます。ちょうど私はその問題が起こり始めた2月の頭から、ドイツ・フランクフルトの見本市「アンビエンテ」に飛びました。アンビエンテは食器や料理道具、生活雑貨など暮らしまわりのあらゆるものを集めた展示会。93カ国から4365社が出展。展示面積が31万m2という、メッセフランクフルトの中でも最大規模の見本市の一つ。

10万8000人が160カ国から訪れました。うち62%がドイツ国外。会期中、すでに中国では出国の規制がかかり始め、来場者も少なめ。キャンセルになったらしいブースも見かけました。ですが会場には不思議な希望が満ちていました。

「リサイクル」「エコロジー」という言葉から「アップサイクル」「サスティナビリティ」へ。せっかく作ったもののロス(廃棄)をなくすという考え方も浸透していました。

やはりこれからはこの方向なんだなと、新しい光のような常識が「サスティナビリティ」。これは1月にフランクフルトの見本市会場で開催されたハイムテキスタイルでも、同じ流れでした。サスティナビリティはもはやトレンドではなく、「当たり前」であるという強い意識が感じられました。

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