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Daisuke renovation

髙橋大輔選手がリノベに挑戦?

2020.01.15 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●完売した「大輔スタイル」マンションとは?

さて2019年1月に完成し、完売したマンションとはどんなものだったのでしょうか?

新築マンションのコーディネートはプロでもなかなか難しいもの。「最初は、 部屋のコーディネートかと思っていたんです。 マンションをまるごと一棟と聞いて驚きましたが、 ぜひ挑戦したいと思いました」という髙橋選手はコーディネートを振り帰って、「工程や予算の中で素材や機能を選んでいくのは楽しいと同時に、あきらめなければいけないこともあった」と苦笑します。。まさにリアルキッチン読者と同じ気持ちになったようです。

「玄関を入ったところには、 家を出る前に身だしなみをチェックできるように鏡を取り付けた。 その奥には、 「アウトドア系の人の荷物やベビーカーも入ります。 僕は、 スーツケースをたくさん持っているのですが、 そういった大きなものも収納できればと」と、 大きめのシューズクローゼットを確保。 また至る所にコンセントの多さにもこだわった。 トイレのペーパーホルダーの上には、 スマートフォンを置ける場所を備えています。部屋の一部には、 アクセントクロス(ベースカラーの壁紙とは別のクロス)を使用。 「アクセントクロスが入ると広く見えると、 テレビで言っていたので(笑)」。 個室とLDKの間の扉は、 扉を開き切ることで、 ワンルームをしても使えるようにデザインしています。

 

外装のコンセプトは赤、 黒、 白の3色。 建物上部には、 赤で『d』の文字を横にした意匠を施しているが、 そのタイルの色は、 「イメージ通りの色が出るまで、 3、 4回、 焼き直してもらいました」そうです。キッチンタイルやバルコニーの床の色は、 部屋タイプによって変化を持たせています。 「パネルの色を選んでいる時がいちばんわくわくしましたね(笑)」。

最上階の1フロア1住戸の部屋は、 「独身貴族のイメージです(笑)。 バルコニーもかなり広いので、 たくさんパーティーをしてほしいですね」。 バルコニーからは、 東京スカイツリーや浅草寺、 晴れた日には富士山も見えます。


「マンションは、 住む人が気に入ってくれるかどうかが大切です。 自分のカラーを押し出さずに、 それぞれの色をそれぞれの部屋で持って欲しいという思いで、 コーディネートしました。 自由な発想で楽しくアレンジして、 よりよい生活を送ってもらえたらと思っています。今回のコーディネートを通して、 さまざまなことを学びました。 現役を続けながら別のことに挑戦すること、 また、 限られた予算や条件のなか、 モノを作りあげることも良い経験になりました。 これからもどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思っています」

ちなみに前記事で「定食屋みたいにするのが夢」と発言していた大輔スタイルのキッチンは?

このように対面式の白いシンプルなキッチンになったようです。ぜひリノベーション企画では、夢のキッチンを実現してほしいですね。

 

こちらも合わせてお読みください。
スケーター髙橋選手の夢のキッチン

 

取材・文 本間美紀/早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)「リアルキッチン&インテリア」(小学館)

スカイコート 広報部
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