■ドイツの王道サステナブルブランドあのミーレが考えていること
リアルキッチン読者に絶大な支持を得ているドイツ・ミーレのビルトイン家電。本社のあるドイツ北西の都市ギュータスローは、「家族でミーレで働いているんだ」と誇らしげに話してくれる人に会えるミーレの街です。
■人間のためのインテリジェンス
ミーレは1899年、ミルクを入れてくるくると木桶を回すバターメーカーから始まりました。「くるくる回す技術」はモーターに進化し、ハイテク時代の現代でも洗浄スプレーアームやオーブンのモーターにまで続いています。戦時中は自動車の製造まで手掛けた技術力で、現在は食器洗い機、洗濯機、乾燥機のランドリー、掃除機、スチーム機能を駆使したオーブン、IHクッキングヒーターなどの調理家電などがそろいます。
2020年からミーレの製品群は順次、「7000シリーズ」という世代にアップグレード。その数、日本でも22モデル31機種となる予定です。ドイツ国策であるインダストリー4.0の影響も大きいでしょう。IoTやクラウドコンピューティングなどの流れに乗り、ミーレは世界でも最新の技術を家電に取り入れてい
ます。
その一つがスマートコントロール。大半の最新機種が、Wi-Fiで専用アプリからの操作を実現しました。忙しい家庭の暮らしをテクノロジーが助けるのです。
Timeless Design
操作面や扉のデザインがシンプルなのは、インテリアの好みが変わっても、そこに左右されないため。タイムレスデザインの理由です。今回のリニューアルでは待望の色「グラファイトグレー」が登場しました。
Energy & Time Saving
調理機器もすべてWi-Fiでの操作が可能に。電気オーブンは庫内カメラを搭載。1分ごとに料理の様子を画像送信します。近接センサーは人を感知して電源が入ります。オーブン H7860 BP 77万円(写真はグラファイトグレー)