KITCHEN
SieMatic Aoyama 02

ジーマティック青山 後編

2017.06.14 キッチンジャーナリスト 本間美紀

3つのキッチンラインをどう使う?
ジーマティックでは、キッチンのデザインを選びやすいように大きく3つのラインに分けています。ピュアは直線をベースにし、モダンな住宅建築に合うライン。扉材もインテリアのトレンドをいち早く反映し、人気のメタリック調などもジーマティックがいち早く発表しています。

「ピュア」はアイランドキッチンの収納中央が抜けになったデザインも選べる。ゴールドブロンズ色のアルミ材扉に、ワークトップはクォーツストーンのホワイトグロス。ドンブラハの水栓金具がアクセントです。壁側のキャビネットはマットな白。メタリックとマットの組みあわせは家具のトレンドとも歩みを揃えます。

クラシックは、装飾的でありながらも「すべてのモデルが直線を生かしたデザインになっているので、ミニマルな現代建築の中のアクセントにもなりますよ」と広報の小栗千穂さんは説明します。メタリック調やシノワズリのデザインなど、重厚な意匠が生かされています。

「若い世代はキッチンをより個性的にしたいと考えています。それに答えるのがアーバンです」とジークマン社長。東京ショールームでも特に人気が高いのが「アーバン」です。これはオープンな引き出しとシンプルなキャビネットを組み合わせたモデル。キッチンツールやインテリアアイテムをキッチンに飾って、自分らしさを見せられる仕組みになっています。

「アーバン」は若々しくカジュアルな雰囲気。お気に入りのキッチンツールや家具などと合わせやすい。グラファイトグレーのマット仕上げ、引きだしは明るいオーク材。
キッチンガーデンとして、ハーブプランターを設置できるキャビネットがカウンター上に。料理しながら新鮮なハーブを摘んでお鍋に入れる、なんてこともできる。

料理をしたり、くつろいだりする。そんな暮らしの変化をデザインに反映するのもジーマティックのデザイン。

「ジーマティックは基本的にはインハウスデザイナーが新製品の開発を行なっていますが、 外部のデザイナーとの関わりも大変重要視しています。 さらにはパートナー(代理店)の意見も非常に大事だと考えています。なぜならエンドユーザーに 接するのはパートナーであり、暮らしの現場からの要望が新たな刺激となることも多々あります」と 日本担当のマネージャー氏も話していました。

また実際にビルトインオーブンを使ったり、水や電気が使えるデモンストレーションキッチンがあり、ここでは招待制で料理イベントなどを開くこともあるそうです。

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