KITCHEN
Overview2017[02]

日本のキッチン2017年

2017.12.30 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●キルトの凹凸が個性的な新感覚ステンレスキッチン

トーヨーキッチンスタイルの「キルト」は、本体の扉、ワークトップ、シンクまでが立体に表現されたキルト柄。

トーヨーキッチンスタイル

シンクの中までキルト状の凹凸がつき、水を流すとスルスルと排水溝に吸い込まれるように消えていく、水切れの良さなのです!これはすごいと思いました。

●オーダーキッチンはより深いストーリーを込めて

オーダーキッチンもブランド化が安定しているメーカーは、より深いストーリーをキッチンに込められるようになりました。東京・代官山のアムスタイルは札幌のお住まいで地元・大雪山の木材をキッチンに使った作例を発表。同社らしい、繊細で緻密なキッチンのデザインは息をのむほど綺麗。

amstyle

神戸の人気ブランド「KOBESTYLE」は、こんな木目のキッチンをショールームに展示。これ、神戸大学の構内に生えていた榎の木を製材し、キッチンの扉に使ったというモデルで、オーダーキッチンは「思い入れのある素材や要素」を込めることができるということを伝えてくれます。

KOBESTYLE

海外のキッチン、日本のキッチン、それぞれに良さがありましたが、一番大切なのは「自分自身の暮らし」です。そこを見失わず、来年こそ、再来年こそ、3年後こそ、素敵なキッチンのために、夢を膨らませてくださいね。

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