INTERIOR
Ant chair grey&bronze

アリンコチェア、秋冬仕立てが登場

2016.10.12 本間美紀

●グレーとブロンズの風合い セブンチェアの今年色は

最近、インテリアの世界では風合いのある素材が大人気です。セラミック調、くすんだような、錆びたような金属の質感、ツヤよりもマットな表現。壁も床も、テーブルの天板もそして椅子も、フォルムはベーシック。けれども深みのあるマテリアルを使ったものを選ぶ。そんな傾向にあります。

Fritz Hansen's Choice_Ant_Horisontal_2

そんな流れを感じさせるのが、9月に登場したデンマーク・フリッツハンセンの「アリンコチェア」の限定モデル。「アリンコチェア」という名前なんですが、もちろん見た目の通り、昆虫のアリをモチーフにしたデザイン。1952年にデンマークの建築家、アルネ・ヤコブセンがデザインしたもので、私たちインテリアジャーナリストの中では定番中の定番といえるものです。

Fritz Hansen_Choice_Ant_2016_Close up
細いくびれのある、魅惑的なフォルムで、同社のセブンチェアに次いで知られているものかも。

次のページでは、限定モデルの素材の説明をしますね。

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