INTERIOR
Japan brands now

日本ブランドの存在感とその先

2023.08.10 キッチン&インテリアジャーナリスト 本間美紀

●カリモク家具ができることー3会場で表現

ミラノサローネ国際家具見本市の期間中、日本のカリモク家具は3カ所で明確な意思のある展示を行いました。

1カ所目が会場。ノーマン・フォスターや芦沢啓治、ノームアーキテクツの新作がならぶ空間で、家具も見やすく商談のしやすいブースとして、Sプロジェクトゾーンに参加。

2カ所目はミラノの超一等地にたつバガッティ・ヴァルセッキ美術館が会場。
ザハ・ハディド・デザインによるチェア「セユン」をアートのように飾る仕立。

左右対称の曲線的なパーツを組み合わせる難しい構造に挑戦した、カリモクのデザインへのトライアルを表現する展示でした。メタルカラーも工場の技術者が工夫して塗装した特別色です。

そしてミラノ市内から少し離れたアトリエ「アッサブワン」では、ノームアーキテクツによる展示を開催。デザイナーのスタジオやアトリエ、ギャラリーが集合する元印刷工場跡地で、若々しく新しい風が吹いているかのような場所。

森林の問題に取り組むカリモク家具の「MAS 」「KNS」などの家具がゆったりと展示されていました。

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