INTERIOR
Furniture Upcycling

マルニ木工の“リノベーション家具”

2022.09.09 リアルキッチン&インテリア編集部

●技術の継承にもつながるサスティナビリティ

こうしたサスティナビリティの姿勢は、家具作りの技術継承にも役立つのではないかと思います。

以前、仏像の取材をしていた際に、運慶、快慶をはじめとする優れた仏師が、なぜ鎌倉時代(運慶の活躍時期は平安時代末期〜鎌倉時代初期ですが)に多く存在するのか、の理由として、彼らが、それ以前の飛鳥時代、奈良時代に中国から伝来した仏像を数多く修理して学んだからだ、ということを聞いたことがあります。

前の時代に作られた物そのものが一番の先生で、それらを修理することが、何よりの勉強になり、技術習得のトレーニングになるということかと思います。

こうした取り組みが、家具における“今はもうできない技術”を減らしてくれるのではないでしょうか。

完売した人気モデルも、MARUNI FURNISHINGのニュースレターで入荷情報がわかるとのこと。私たちは、これらを購入し、使うことで、このサスティナビリティの循環に参加することができます。

取材・文/安藤 菜穂子

 

■MARUNI FURNISHING
マルニファニシング
https://store.maruni-furnishing.com

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