INTERIOR
The day to think of Hereafter

お盆飾りのモダンスタイル

2022.08.09 リアルキッチン&インテリア編集部

●温もりが伝わる、職人の手作り

仏壇・仏具は、実は日本の伝統工芸の枠を集めたカタマリのようなもの。この「TOU」も、ひとつひとつを職人が手作りしています。

ウォールナット無垢材削り出しの精霊馬。

精霊馬と精霊牛、そして蓮の葉の盆はウォールナット製。迎え火、送り火に使う「おがら」は、国内の麻農家で生産されたもの。これらが、手漉きの「まこも紙」が使用された、飾り台にもなる外箱に収められています。すべてがA4サイズの一つの箱に収まり、収納しやすいのも、嬉しい配慮です。

飾り台になる外箱には、手漉きの「まこも紙」が貼られている。

 

国内産の麻の茎、「おがら」。迎え火、送り火はこれに火を灯す。

デザインを手がけた清水慶太氏は、東京藝術大学美術学部デザイン科を経て、同大学大学院美術研究家修士課程を修了後、イタリア・ミラノで活動を開始し、現在は日本で活躍するデザイナー。飛騨家具や天童木工などのチェアデザインでも広く知られています。清水氏は、ほかに仏壇・仏具の「KAKEHASHI」シリーズや盆提灯もデザインしています。

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