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JAXSON showroom open

伝説のデザインバスがパワーアップ

2022.08.16 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●JAXSON−伝説のデザインバスがパワーアップ

JAXSON(ジャクソン)といえば、メイド・イン・ジャパンのデザインバスタブとして40年にも続くバスタブブランド。
新ショールーム「JAXSON TOKYO」 が東京の一等地・赤坂見附に140坪、展示台数27 台という規模で、7月末にオープンしました。

館内は、美しいバスタブコレクションの充実の展示! マスターピースデザインのサイズバリエーション 10 モデルを引き出しに収納する展示手法など、バスタブ専門ブランドとして培ってきた理想のバスタブ選びのための工夫が館内随所に凝らされています。

同社はバスタブデザイナーの清水秀男さんによって、40年前に創業しましたが、当時はバスタブをデザインするということ自体が珍しく(今でもそうかもしれませんが)、それまで海外から輸入するしかなかったジェット流浴槽やフォルムの綺麗な埋め込み式の浴槽の日本製トップブランドとして走り続けてきました。

一時期は、大手住宅メーカーLIXILの傘下に入りましたが、今回はそのグループから円満卒業し、バスデザイナー清水秀男さんが新たに情熱をかけて、一つ一つのバスタブに目をかけて総指揮を執り、展開していくそうです。

浴槽の中に体を収めてみると、人体は浴槽の中でどう動き、過ごすのか。清水さんの想像力と分析からくるフォルムを体感することができ、デザイン浴槽とは見た目だけのものではなく、その内部が大切なのだと感じさせてくれます。

長く続くロングセラーモデルも、清水さんがさらにブラッシュアップ。時代やデザインの環境にあわせて、印象が変わるのもロングセラーデザインの特徴です。

一見、以前と変わらないように思えますが、ハンドメイドでラタン調のコードを編んだ「バルコ」(写真右端)は、以前は少しエスニックテイストにも感じられましたが、最新版ではモダンアウトドア家具に似合う、洗練された編み目に見えます。実際にコードの編みは以前よりも細く、薄く感じられ、ラタン調というよりは、リファインされたバスケットのようです。

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