[本間美紀のコラム/2026年1月19日】
2026年も出張から始まります。私の人生の重要な要素として「旅」がある。それはもう紛れもない事実。
同じ場所に何度行ってもはっとすることがある。一方で新しい場所に行っても、世界があまりにも最適化されすぎている時代なので、拍子抜けすることも。
実はミラノサローネ以上に、足を運んでいるのがドイツのフランクフルトメッセ。というのもテーマごとに年間でいろいろな見本市が開かれているので、ここ数年は年に2回行くことが多い。

この1月は久々に「ハイムテキスタイル/(家+布)という意味」という見本市に行ってきた。レポートは記事にて紹介予定。世界のジャーナリスリストが招待される、そのVIP枠で久しぶりにお招きいただいた。

ハッピーアワーやプレスディナーという交流タイムは毎年開かれる。どんなにアウェイな気持ちで、どきどきしても、、、顔を出して誰かと話すことがマナー。でもテキスタイル業界のジャーナリストに顔見知りはいない。
誰とも会話のきっかけがない。そんな場は何度体験しても、いつも緊張して逃げ出したくなる。が、場の温度に馴染んでくると何となく会話が始まって、、、。(私の顔のアップでお目汚し失礼ですが)、これまで出会う機会もなかった西アフリカのダンディなビジネスマンと会話が始まる。

日本に住んでいたというミャンマーの愛くるしいビジネスウーマンと話がはずむ。顔見知りのフィンランド人のジャーナリストと再会する。

たった30分かそこらで、地球を一周したような感じになる。わずかな会話に文化の違いと共通点を知り、みんな考えていることが違う。目指すものが違う。そのうちに、違っても当たり前という認識の中に私は立っている。

そうすると日本でクヨクヨ悩んでいたことが、地球儀を回してふっとばすように、小さくなっていく。
コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
Text=Miki Homma(journalist)
