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Milano2017 quick report02

高感度広報女子のミラノプチレポ!

2017.05.24 遠藤由希子+本間美紀

インテリアとキッチン業界の高感度女子によるプチ・ミラノサローネ・レポートの第2回。前回に引き続き、キッチンハウス遠藤由希子さんからのレポートです。

●ダダとモルテーニのフラッグシップストア

2016年はデパドヴァとボッフィのショールームの衝撃的なオープンが、ミラノを視察していた人の話題をさらいましたが、今年はモルテーニとダダによるフラッグシップストアがサンバビラ地区にオープン。昨年から同グループのアートディレクターになったヴィンセント・ヴァン・デュイセンによる空間です。デュリーニ・デザインディストリクトと呼ばれるエリアに1300平方メートルの広さ。2フロアからなり、ミラノ最大級の面積だそうです。

「クッチーナの年ではないので変化が少ないキッチンショールームの中で存在感を放っていました。ゆったりと回りながら、その中で、気になったキッチン2モデルをピックアップします。

奥の壁にモルテーニの収納、手前にダダのキッチン。照明はアルテミデ。素材から照明まで注意深く選ばれたキッチンプレゼンテーション。

「1つは、ダイニングテーブルのチェアが半分ソファになりゆったりと座れるレイアウト。また、キッチンカウンターの上部に両サイドから取り出せる薄いカトラリートレイの収納兼、カウンターはデザイン&機能性共に備わっていると感じました」

遠藤さんが注目したのはダダ社でサスペンド・アイランドと呼ばれているモデル。ワークトップの下を見ると確かに浮いています。空間に軽快感が出るし、掃除も楽そう? 「もう一つは、キッチンの頭上の空間デザイン。レンジフード横をオープン収納にしています。オープンキッチンになると、フードの存在が以外と主張してくることがあるので、このように見せる収納一部と一緒にデザインすると空間に馴染むのだなと思いました」

 

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