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ISH2017 Report

ISH2017バスルームブランド

2017.04.06 キッチンジャーナリスト 本間美紀

キッチンジャーナリストの本間美紀です。今回はISHレポートの第2回目です。今回はドイツのバスルームブランドの新作やトピックスを駆け足で紹介します。今年は2500社が出展、20万人が来場したそうで、この分野では世界最大級の規模です。

ISH国際冷暖房・衛生設備・空調専門展といい、バスルームの最新トレンドが発信されることでも知られています。

 ●Hansgrohe/ハンスグローエ(ドイツ)

ISHの会場に来たら何はともあれ、ここ。日本でもプレミアムブランドのイメージで知られ、かつ手に入りやすく日本でも使いやすい安定感ブランドです。ISHを見るにもハンスグローエを基準にするとわかりやすいでしょう。

今年会場では、自社が持つデザイナーズラインの「アクサー」との差別化を明確に打ち出しました。同じメーカーでありながら、ブースも雰囲気もブランドカラーも変えて、2つのブランドを擁するメーカーとしての立ち位置を来場者にアピールしました。

ハンスグローエは高い品質でありながらも、家庭で使いやすいプレミアムブランドの位置付け。手元で吐水を操作できるセレクト機能は、すでに本サイトでも紹介の通りです。

●AXOR/ アクサー(ドイツ)

ハンスグローエのハイエンドラインがアクサー。フィリップ・スタルクやアクサー・チッテリオなどデザイナーによる製品がメインだ。黒をベースにした空間に、削ぎ落とされた水栓やシャワーが彫刻のように佇みます。照明も落として、これは意表をついた展示でした。

ディテールや質感など、今回見た水栓の中では群を抜いて美しかったのがアクサーです。

今回どのブランドでも展開していた色のアレンジバリエーションも提案し、この数年にクロムだけではないカラード水栓のトレンドは間違いなく日本にもやってくると感じました。

次はアーティスティックなブランドを紹介します。

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