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Kitchen & JAZZ

キッチンで聞くJAZZ[1]

2018.04.28 ジャズ&キッチン担当編集 KOBA

●特別企画「キッチン&ジャズ」

連休はいかがお過ごしですか?このゴールデンウィークはキッチンや美味しい食のシーンに似合う音楽を紹介する、ちょっと変わったコラムをお届けします。実はリアルキッチン&インテリアの担当KOBA氏はジャズムックをヒットさせた音楽に強い男性編集者。食や音楽にもちょっとうるさい同氏によるクセのあるコラムをお楽しみください!

●スパイスの効いた音に酔う

白金台の『TIRPSE』や広尾『81』、西麻布『Crony』、代々木上原『Gris』……最先端を行くイノベーティヴ系レストランのBGMは、お約束のようにチルアウト系アンビエント・ハウスだ。硬質で美しいダウンビートが、オシャレ空間に最適化しているからなんだろう。

リアルキッチン読者にエントリーモデルとしてお薦めするのは、『CAFÉ DEL MAR』シリーズ。これは、スペイン・イビザ島サンアントニオ地区にある、マドンナが一時期嵌まりまくっていたCAFÉ&BAR『CAFÉ DEL MAR』の専属DJが選曲したコンピレーション・シリーズ。シリーズは、スピンアウト物も含め膨大な量が流通しているが、推奨するのは伝説のDJ、Jose PadillaがプロデュースしたVOL.1~6。

1980年台後半から1990年台初期、Jose PadillaがレジデントDJだった時の『CAFÉ DEL MAR』には唯一無比の斬新な先進性と独創性があった。個人的にはVOL.6(写真)がFavourite! 特に1曲目「Traveler」 [Kid Loco’s Once Upon a Time in the East Mix] / Talvin Singh。このインド系英国人によるダウンビートとそこにアクセントを付けるタブラの音色は、あなたのキッチン空間を美しく彩ることを確約します。

 

JAZZ VOCAL COLLECTION(小学館)

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