春はすぐそこ!心浮かない日々が続く人も、素敵なキッチンツールで心を明るく。アンビエンテ2020年の会場で本間美紀が気になったブランドの新作をランダムに。
●ドイツブランドの哲学的な品質美
最近、アンビエンテ会場では、正直あまりさえなかったドイツブランド。ドイツメーカーの出展者は減っていますが、生き残ったところはやっぱり一流!リブランディングが成功し、その品質美にノックアウトされたのがドイツのこの2社!
【Villeroy & Boch/ヴィレロイ&ボッホ】
丸、という完全無欠な形を「月の満ち欠け」のフォルムで食器に落とし込んだ「ムーン」。ヴィレロイらしい抜けるような白のほか、マットな黒や砂漠のようなレッドもありました。これまでのヴィレロイと違うモダンな印象に、びっくり。
【ZWEISEL/ツヴィーゼル】
強化ガラスのブランドとして、もちろん有名でしたが、今年の新作はより軽く薄く、洗練されたアイテムに。乾杯でグラスがぶつかり合う音の響きを感じて欲しいと、音符マークをメッセージにしたリブランディングが大成功でした。
【blomus】
欧州ブランドの創業家が経営をを他社に渡す傾向が続く中で、「家族経営」で世界のデザインを暮らしに、というスタンスを持つのがブロームス。もののデザインはシンプルですが、素材感や色などのコーディネートで、トータルで使いたくなります!
取材・文/本間美紀 Miki Homma/Journalist
早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「人生を変えるインテリアキッチン」(小学館)、「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)「リアルキッチン&インテリア」(小学館
アンビエンテ国際消費財見本市
次回会期:2021年2月19日~23日
会場:ドイツ・フランクフルト国際見本市会場
視察出展問い合わせ:メッセフランクフルトジャパン TEL03-3262-8444
www.ambiente.messefrankfurt.com/