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The Elevation of Gravity
ガゲナウが目指す究極の静けさ
●まだまだ続くミックスマテリアルキッチン
日本でもすっかり意識の高まったマテリアル志向のキッチン。その傾向はまだまだ続きます。
イタリアのユーロモビルは安定感あるデザインで、日本の家庭でも取り入れやすくて人気でしたが、今年は大胆なデザインを発表。もともと同社はテーブルトップを高低差をつけて組み合わせ、キッチンとテーブルが重なり合ったようなスタイルを得意といてましたが、マークサドラー氏が提案したのは、こんなにダイナミックです。ご本人の言葉を借りると「カシミアのセーターにテニスシューズ」を合わせたような粋なカジュアルダウンなのだそうです。詳細はまたレポートしますね。
ドイツのジーマティックではダークトーンの素材にLEDの光がすっと流れる、「ピュア」シリーズの新作を。キャビネットの背面に鏡が仕込まれ、室内の景色や自然光をキッチンに呼び込みます。素材感を豊かに重ねたデザインは、実はこれまでのジーマティックにはあまり見られなかった傾向です。ドイツの現代建築を研究したピュアリズムをベースに、濃色の木目、ヘリンボーン、ゴールドブロンズ、鏡など、重厚な素材を合わせています。