INTERIOR
Poltrona Frau 110 Years

ポルトローナ・フラウ 創業110周年

2022.07.14 リアルキッチン&インテリア編集部

●ポルトローナ・フラウ創業110周年の展覧会

ポルトローナ・フラウ創業110周年を記念し、2つのテーマでポルトローナ・フラウの歴史を振り返り、新たな魅力を発見する展覧会が開催中です(2022年7月13日〜7月26日)。会場は日本橋三越本館1階中央ホール。

吹き抜けの高い天井の広々とした有名なホールで、ポルトローナ・フラウを代表するチェアの美しさ、上質さを楽しむことができます。

展示はイタリア・トレンティーノにある「Poltrona Frau Museum」をモチーフとした内容を予定。このミュージアムはポルトローナ・フラウが100周年を迎えた際に、イタリア建築界の巨匠ミケーレ・デ・ルッキにより設立されました。「ポルトローナ」=一人掛けの椅子を表現する、同ブランドのシグニチャーの数々が、イタリア本国監修のもとで展示されます。

 

イタリア・トレンティーノにある「Poltrona Frau Museum」に展示される代表作、あまりにも有名すぎるアームチェア「バニティフェア」

さらに、創業110周年記念モデルとしてわずか100台のみ限定生産された「Archbald Limited Anniversary Edition」が特別に展示されます。

これは、スペイン・バレンシアを拠点に活動する現代アーティスト、フェリペ・パントンがポルトローナ・フラウを代表するアームチェア「Archibald(アーチボルド)」に新しい解釈を加えたもの。

環境への影響を低減するためにクロムを使用せず、持続可能性のある成分を使ってなめされた革新的なレザー素材「Pelle Frau®︎ ColorSphere®︎ Impact Less」にプリントされた大胆なパターンは、輪郭をあえてぼかしてあるため、動きが感じられるかのような新しい感覚を呼び覚まします。

本館1階のステージでは、写真に糸やビーズで刺繍を施した作品をはじめ、映像や空間ディレクション、伝統芸能のプロデュースなど、多彩な表現で知られるアーティスト、清川あさみ氏が会場構成を担当した展示も行われます。清川氏の作品と、彼女が選んだポロトローナ・フラウのチェアが響き合う空間が出現します。

清川氏の作品は、自身のインスタグラムに掲載した写真のネガポジを反転させ、糸とアクリルで再構築したシリーズ「1:1」の作品をパネル化したものだそう。

110年にわたり培われてきたマエストロ伝統の手仕事と、イタリア最高の製革所と共同でポルトローナ・フラウ研究開発センターチームが開発した、ブランドを象徴する素材「Pelle Frau®︎レザー」が織りなすハイエンドファニチャーを、間近にじっくりと鑑賞できる絶好の機会。

その最高級クオリティを目に焼き付けることで、自身の家具を見る目が育っていくのが実感できるでしょう。

時間があれば本館5館のリビングフロアにも足を伸ばして、実際に販売されている家具に触れてみるのもいいかもしれません。

取材・文=安藤菜穂子

〈Poltrona Frau〉110th Anniversary Event -Nihonbashi Mitsukoshi-
Art and Masterpiece Chairs : A timeless sparkle 「日常が煌めくアートと名作椅子の饗宴」
日時:2022年7月13日(水)〜7月26日(火)
会場:日本橋三越本店 本館1階 ステージ/中央ホール

展示商品に関するお問い合わせ:日本橋三越本店 本館5階 家具/ポルトローナ・フラウ
TEL 03-3274-8506(直通)
https://www.idc-otsuka.jp/poltrona-frau-tokyo-aoyama/

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