INTERIOR

Maison et Objet in Tokyo

「メゾン・エ・オブジェ・パリ展」 開催
2022.03.12 リアルキッチン&インテリア編集部

●日本橋高島屋で「メゾン・エ・オブジェ・パリ展」

東京・日本橋高島屋S.Cで「デザインダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」が開催されている(〜3月21日まで開催)。
「メゾン・エ・オブジェ」はパリで開催される、家具、クリエイターやデザイナーの製品やアート、オブジェ、デコレーションアイテムを扱う展示会で、ミラノサローネ(イタリア・ミラノ)、アンビエンテ(ドイツ・フランクフルト)などに並ぶ、大規模な国際見本市だ。この回は同展の協力のもと編集した特別展で、百貨店としては果敢に入場料を設けてのデザインの展示会となった。

1950年代にシャルロット・ペリアンが民藝の指導で来日していた縁で、高島屋が長く保存していたル・コルビジェのラグがまず出迎える。

「デザイナーズ・オブ・ザ・イヤー」では21組のクリエイターが家具と照明という組み合わせテーマで、「らしさ」を感じられる代表作を展示。nendoや吉岡徳仁氏などの日本人から、フィリップ・スタルク、パトリシア・ウルキオラ、ジャスパー・モリソンなどの有名どころ、そしてニューフェイスまで、まとめて見られ、わかりやすい。カッシーナやカルテル、フロスなど「リアルキッチン&インテリア」でも人気のインテリアブランドの製品もたくさん展示されていて、おすすめのコーナーだ。

また「メゾン・エ・オブジェ」の出店社からセレクションされた展示「ホワッツニュー」では、「本質的な自然」「瞑想の自然」「彫刻的な自然」をテーマに、家具や食器、オブジェなどが展示された。日本ではまだ取り扱いのないものも、積極的に見せることで、近年の限られた情報から解放された気分になれる。

会場に並ぶアイテムも、尖ったデザインというよりも、フランスらしいゆるいデコ、甘やかなフォルムというセレクションに、「メゾン・エ・オブジェ」らしい空気が感じられた。

「瞑想の自然」コーナー
「彫刻的な自然」のコーナー

最後の「ライジング・タレント・アワード」は、日本の新鋭クリエイターたちの作品が、パリで選考されたクリエイターと並んで展示され、次世代のデザインの「対話」を感じさせるコーナーとなっている。

「メゾン・エ・オブジェ」を司る、エリザベス・ルリッシュなど、4人のフランス人キュレーターの意図をよく反映させた展示で、海外見本市へ行けない今、深い意味のある企画となっている。本展のパリの開催が延期となったため(3月24日〜28日)、本国に先駆けての開催となった。

 

取材・文=本間美紀

デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展
会期:2022年3月3日(木)〜3月21日(月・祝)
入場時間:10:30〜19:00(19:30分閉場)
※最終日3月21日(月・祝)は15:30まで(16:00閉場)
会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール
東京都中央区日本橋2-4-1
入場料:一般、大学・高校生 500円(400円)、中学生以下無料

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