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INTERIOR KITCHEN16

オールドビーンズが香る[前編]
2020.05.18 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●吹き抜けからの「景色」から、キッチンと家具を考えた

──2階の吹き抜けからはキッチンとテーブルが一緒に見下ろせますが、とても似合っています。

「リビングには木と革の経年変化が味わい深いヴィンテージのソファで、程よいクタクタ感が気に入っています。フリッツ・ハンセンのアームチェア〝PK22〞は金属と革の質感が硬質です。どれもマニッシュなものを選んでいます」

──世界にただひとつだけのテーブルですね。

「テーブルは無垢材をランダムに並べたイメージがありましたが、家具ショップではなかなか見つかりませんでした。そこで腕に覚えのある友人につくってもらうことにしました。4枚の天板の微妙なずれ具合は、私たちをよく知る友人だからわかるテイストでした」

──改めて見るとキッチンというより、本当にシンプルな箱のようです。

「リビングダイニングのため、キッチンの存在感もほしかったので、バランスがよかったです。キッチンって機能や収納も大事ですが、そこにとらわれすぎないほうがいい。柔軟な考え方をしたほうが自由度が高くなると思います」

自転車や陶芸、カメラ、これから挑戦しようと思っている山登りなど、二人の趣味の世界の延長線にあるのが、このインダストリアルなキッチンなのかもしれません。

 

以上「人生を変えるインテリアキッチン」(著:本間美紀/小学館)より。

キッチンハウス とリアルキッチン&インテリアの連載「My kitchenhouse」でもたくさんの事例をレポートしています。こちらもお楽しみください。

[記事に登場のキッチンとインテリア]
キッチン:キッチンハウス (カスタムキッチン)
食器洗い機:パナソニック
水栓金具:グローエ「ミンタ」/ドイツ 販売元=ブリスジャパン

写真:大塚紘雅

本間美紀 Miki HommaJournalist
早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「人生を変えるインテリアキッチン」(小学館)、「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)「リアルキッチン&インテリア」(小学館)

単行本『人生を変えるINTERIOR KITCHEN』(小学館)

定価本体1600円+税 B5判/144ページ
著/本間美紀

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(好評につきamazonでは品薄になることもございます。上記リンクにあるそれ以外の書店・ネット書店でお買い求めください)。

REALKITCHEN&INTERIOR

キッチン&インテリアのジャーナリスト本間美紀が監修、編集執筆するテーマムック。年に1冊のペースで2019年までにSeason8を刊行。憧れキッチンはインテリアから考える─をテーマに、これまでの日本のキッチンの常識を変える考え方やキッチン実例を紹介しています。

※掲載写真の一部はウェブ用に再セレクトし、理解しやすさを優先して編集しています。実際の単行本とは違う場合があります。ご了解ください。

「人生を変えるINTERIOR KITCHEN」
定価:本体1600円+税
発売日:2019/6/27
判型/頁:B5判/144頁
ISBN :9784093108942
発行:小学館

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