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Social laundry salon

お洗濯を幸せに変えるランドリーサロン

2017.07.20 キッチンジャーナリスト 本間美紀い

●洗濯機に恋した俳優

元はフレディ・レックさんがベルリンでスタートしたランドリーサロンからスタート。「僕は洗濯機に恋してる。クリスマスプレゼントをあげたいくらいだよ。だって洗い物を放り込んで45分待つだけで、扉を開けると香り高く、肌触りのいい温かい衣類に変えてくれるんだよ。素晴らしいよ」とフレディさん。

「しかも待つ間の時間は人生のための時間。ママに電話したり、手紙を書いたり、家族でおしゃべりをしたり。そんな時間を与えてくれるんだ」と言います。そんな時間を生み出すのが彼の考えるランドリーサロン。こんな洗濯機マニア、初めて会いました!

カフェを併設し、待ち時間が楽しくなります。

ベルリンは国際的な街で、旅人が多い。旅人が集まるのはコインランドリー。そこで街のランドリーを情報交換の場としたり、憩いの場としてはどうか、と9年前に開業しました。フレディさんのおばあさまの家のリビングをモデルに、空間をデザインしています。だからレトロな壁紙にシャンデリア。そして音楽(フレディさんのおばあさまはクラシック音楽が好きだったそう)。

「旅人、忙しいママ、孤独なお年寄り、誰もが集まるソーシャルランドリーだよ」とフレディさんは言います。そんなユーモラスなフレディさんの本業はなんと俳優!

「ドイツ人兵士の役が多くて、テレビの中では200人は人を殺したかな」とこれまユーモアたっぷりにお話ししてくれました。

さて、ランドリー開業前に、日本ではすでにフレディレックが暮らし上手の間では知られた名前だったのですよ。その理由は。

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