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【レポート】長く使える道具のために

2017.03.06 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●アフターケアあってこその道具たち

またアンビエンテではブランド、メーカーの人に直接話を聞くことができるので、機能だけではない「物語」を取材できるのも魅力です。今回、私が響いたのは、道具に対するアフターケアの考え方。日本では製品そのものが入ってきても、アフターケアの考え方や道具は全く届いていませんが、実はこんなに皆さん考えています。

ちなみに日本で買えるものは少ないですが、欲しい!という人はリアルキッチン&インテリアのインスタグラムやFBからぜひ何が欲しいか教えてくださいね。オンラインストアで検討、、、、できる、、、かもしれません。とにかく声は伝えます!

さて大人の逸品オンラインストアでも販売中のロベルトヘアダー「風車のナイフ」。ゾーリンゲンで刃先をいまだに手作業で仕上げている、珍しいブランドです。

ドイツの食卓でバターやペーストをとるのに活躍するナイフ。日本でもバターナイフとして活用できそうですね。とにかくこのナイフの美しさは薄い繊細な刃先と木の柄の美しさ!オリーブ、チェリーなど無垢の木を使った繊細な仕立ては日本人好みなのです(しつこいですが、オンラインストアで買えますよ)。さて、そんな繊細な道具、やはり気になるのはお手入れですが、、、、。

メーカーの女性社長さんに聞くと、「お手入れ?当然ですよ。ドイツでは道具はお手入れまでがセット」といろいろなものを取り出し始めました。ナイフと同じロゴのついた小さなボトルは、木の柄に擦りこむ専用オイル。さらに刃を研ぐ小さなナイフや柔らかなクロス。どれも風車のロゴ付きなのが萌えます。その他もポリッシュ材など、専用のキットをセットにして販売しているそうです(奥に見える紙の筒に入ってます)。

道具は使ったら手入れする。その習慣が私たちの暮らしに根付いてます」と教えてくれました。日本では残念ながらお手入れセットは未発売ですが、綿実油などさらさらしたオイルで柄を磨くといいそうですよ。私も一本持っているので、早速やってみようと思います。

私も欲しい!という人はこちらからどうぞ! いずれ、このナイフをドイツの食卓でどう使っているかも、レポートしてありますので執筆したいと思います。

次は人気の黒いまな板のお話を。。。

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