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ambiente 2018

アンビエンテが今年も盛り上がる!
2018.02.01 キッチンジャーナリスト 本間美紀

2)「ホレカ」ジャンルが堅調に成長

「ホレカ」って何? ホテル、レストラン、カフェのことです。会場で「HORECA(ホレカ)」のサインを掲示しているブランドは、業務用対応をしているとすぐわかるので商談がスムーズです。背景としてはデザインホテルやお洒落な料理を出すレストランや外食空間が増え、より食器やカトラリーにデザイン性が求められている。だからアンビエンテに買い付けに来る人が多いそうです。

「量が扱えて、何千回も洗えて、重ねてしまえる。業務用の食器ではそれが当たり前、アンビエンテではさらに同じ条件でブランドネームがあり、デザインのいいものが見つかる。会場では290社以上がこの「HORECA」のマークを掲示し、即時発注の場としています」とドイツ本社の担当者は胸を張ります。

3)意外な国のデザインに会える「エシカル」

エシカルという緑のマークがついた出展社にも注目です。意外な国のデザインに出会えるんですよ。「環境配慮とフェアトレードの問題をクリアし、オリジナルのデザインを表現した企業につけられる」マークですが、モンゴルやペルー、ヨルダン、ケニアなどの作り手が「OEM工場や手工芸品を安く販売する企業と混同されたくない」と意欲的に出展しているのです。

「生活用品は工業製品と比べると、物が小さく材料も手に入りやすく、高齢者や女性でも手作りしやすい。一方で安い値段で取引されることが大半。それを阻止するのがデザインという付加価値」とエシカルデザイン製品と民芸品の違いをアンビエンテは認識して、民芸品とは違うモダンさを主催社も協力してアピールしています。こういった分析力と発信力がアンビエンテの魅力。ただ見て歩くだけではもったいないのです。

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例えばモンゴルのエンジェル・フェルティング社のデザイナーは自国で工業デザインを学び、ノルウェー政府のデザイン支援を受けて、モダンなルームシューズのブランドを始めています。「広大な草原で飼う羊の毛を活用するブランドです。若手が育つ場になれば」と願っています。

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