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BEST OF GERMAN JAG

[ストア購入可]ドイツの国民的ジャグ

2017.02.01 本間美紀

●コーヒータイムになくてはならないもの

この魔法びん、「アルフィ」というブランドです。1914年にアルミを使った新技術の会社として創業されて、アルミの容器を作り始めたそうです。社名のアルフィのアル、はアルミから来ているのですね。右の「ジュベール」というモデルは、1918年に誕生しましたが、今なお現役。

なんというか、名作だよ!なんていう威嚇感なしに、今でもドイツの生活にすーっと溶け込んでいるのがかっこいいですね。実は私も先日、某高級ホテルで朝食をとった時に、コーヒーのお代わりがこれでサーブされました。キビキビ働くホテルスタッフの雰囲気によく似合います。

左・「ヘレナ」30,000円(1リットル) 右・1918年に誕生したデザインの「ジュベール」28,000円(0.75リットル)30,000円(1リットル)(いずれも税抜)

 

中は2重ガラスになっていて、保温性が抜群です。エネルギーを大切にするドイツの人たちは、早くから日常生活に魔法びんを取り入れていました。特にコーヒーを入れるのに使っていたそうです。

「コーヒー&クーヘン」はドイツで過ごしていると、よく言われる言葉で、コーヒーと大きなケーキがことあるごとに出てきます。「一息入れましょう」みたいな意味ですね。日本と違ってコーヒーをその場で入れるのではなく、朝食時やランチタイムにまとめて落としておいたコーヒーを魔法びんに詰めておきます。そんな時にもアルフィが使われます。

機能性だけではなく、こうしたお茶の時間の風景にも、シンプルなデザインがよく似合いますね。ティーポットと違って魔法びんは、そんなにたくさん数を持ちませんから、どんなテーブルコーデにも似合うステンレスは、とても合理的なデザインと言えます。

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こんなお茶の時間のテーブルに、コーヒーの詰まったアルフィが登場するのがドイツ。

またドイツでよく誘われるのがピクニック、というかテラスや庭でのお茶や食事に魔法びんが活躍します。みなさん、お庭広いですものね。。日本でいう、アウトドア、というほど物々しくなく、本当に屋外のリビングやダイニングというような場所でも、アルフィの魔法びんが、さりげなくそこに佇んでいたように思えます真っ白な雪の庭で、完全防寒に装ってお茶をしたこともありますが、その時は温めた赤ワインにハーブやリキュールを、加えた「グリューワイン」を魔法びんに詰めていました。

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グリューワイン用のスパイスは、冬のドイツでは様々なものが売られています。

 

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