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Special Issue
Poggenpohl new way!

インスピレーションキッチン、始まる

2018.05.29 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●インスピレーションから実際のプランへ

映画館のようなスペースで自分の気持ちに気付いた後は、インスピレーションエリアへ。これは日本でもすでに発売されている「+プラスモド」というモデルですが、ワークトップと収納の間に空間があり、好きな食器やキッチンでさっと手が届きたいものを入れることができます。これをこんな風に使えますよとスタイリングを通して見せているのが、このゾーンです。より想いが具体的に!

ワークトップの下に楽しそうな収納スペースがある「+プラスモド」。日本でもすでに展開しているモデルです。

そして最後はクリエイティブエリア。大きなテーブルがあり、周りにはポーゲンポールで使えるたくさんのマテリアルサンプルが並びます。取材時もちょうど打ち合わせをしているファミリーがいましたが、ブックやサンプルを基に話している様子が印象的でした。「最後は席について話すことが大切」とモル氏。

「人の要望は誰もが違う。カスタマイズこそ、これからのハイエンドキッチンが担う使命」と量産キッチンとの違いを強調します。でも多くのカスタマーと時間をかけて打ち合わせして売るキッチンはビジネス的な効率としてはどうなんでしょうか?と聞いてみると「お客さんの価値観に合わないものは売れないし、こちらも売らない。スタンスをはっきり見せれば、それに適ったクライアントが期待できる」と話します。確かにそうだと納得します。

クリエイティブゾーンは早速活用されているようでした。

そのためにポーゲンポールでは同社のキッチンを伝える、売る人材の教育に力を入れていくそうです。「すでにある製品は、今なお売れていて、トレンドから外れることもない。製品開発よりもコミュニケーションを深めることが我が社にとって大切」と話すモル氏の考えにとても共感しました。

とはいえそんな中でも新製品「+ヴェノヴォ」が発表になっていましたので、次ページで紹介しますね。

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