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Special Issue
Miele Dialog oven

ミーレ 食材と対話する驚きのオーブン

2018.05.25 キッチンジャーナリスト 本間美紀

[日本一詳しいエウロクチーナレポート ミーレ編]
Reported by Miki Homma/journalist

キッチンジャーナリストの本間美紀です。今回は、ミラノサローネ開幕前から「これは一体どういうこと?」と話題になる企業がありました。それがドイツのミーレです。事前に伝えられた言葉は「ダイアログ・オーブンMchef」—直訳すると会話するオーブンです。ミーレといえば日本ではビルトイン食器洗い機やオーブンで知られています。

ダイアログ・オーブン、何と会話するの? 

ミラノ国際見本市会場、FTKと呼ばれる会場で行われたデモンストレーションは、驚くべきものでした。

魚、野菜、、、中に入れた食材ごとに加熱をコントロールできる。本当にそんなことができるなんて。ミーレの革新的なダイアログ・オーブンはそんなことを実際に見せてくれたのでした。

氷でできたボックスが登場します。この中に魚の切り身を入れて、オーブンで調理します。氷は溶けないのです!

氷は溶けずに、中の魚はふんわりと蒸されています!

氷のブロックの中に白身魚の切り身を入れ、ダイアログオーブンに入れます。設定時間が経ち、トレイを取り出すと、氷が融けないまま、魚の切り身だけがふんわりと蒸されたお料理が現れました。

対話するオーブンと聞いていたので、「お肉を焼いて」と呼びかけると、命令にしたがってくれるオーブンなのかなと想像していましたが、それぞれの食材と対話し、最適な食感に仕上げてくれるオーブンがダイアログ・オーブンなのでした。

例えばパイ包み。パイの表面はこんがりパリパリと仕上がっていましたが、中の食材はしっとりと仕上がっています。

 

次のページではその秘密を技術的に解説します。

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