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Special Issue

TERAJIMA ARCHITECTS event

キッチンから家を考えたい!
2018.02.09 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●キッチンと家づくりってどんな風に進んでいくの?

テラジマアーキテクツは「キッチンから考える家づくり」を大歓迎しています。というか、それが当たり前だと考えている「建築家のいる工務店」です。同社の代表建築家・深澤彰司さんに「一般的にはどうして建て主がキッチンを選ぶと、ハウスメーカーや施工会社が嫌がるの?」とスバリ聞いてみました。

深澤彰司さん。実は深澤さん自身の人生経験もユニーク。建築を学んだ大学時代は、当時のアトリエ建築家の作品に刺激を受けました。その後、大手ハウスメーカーに入社し、現場や商品開発を企画。「アトリエ系のクリエイティブの良さと、品質の安定した工業化住宅の良さ」、どちらも実感したと言います。その後、設計から現場までを一貫して手がける仕事がしたいとテラジマアーキテクツに入社しました。

本間「多くの読者がせっかく新築するのに希望のキッチンを入れられないと、失望しています。それはどうしてなのか。一般論でお答えいただけますか?」

深澤「それは今の日本に家の大半が工業製品だからですよね。現場での作業の確実性を考えて成型し、職人に頼らず完成度を上げることで品質を安定させている。それは現代社会では当たり前のことですが、逆に言えばキッチンでも規格に合わないと電気工事や水道工事の手配がずれる。作業工程も規格になっている。そうすると、どうしていいかわからない。やったことがない。保証ができない、となるのは当然と言えます。数もつくれませんし」

本間「テラジマアーキテクツの場合、どうしてそれができるのでしょうか?」

深澤「それは建築とキッチンを一体で設計することで、同じ家を建てるのでもより上質な空間を提供できるからです。テラジマアーキテクツが採用するキッチンはオーダーやカスタムが主流。例えばこの家ですが細長い敷地のプランに、窓も天井の梁もキッチンも家具のレイアウトも流れるように沿って計画しています。だからキッチンは建築に足並みをそろえたものでありたい。その場合、オーダーという選択肢が適切です」

本間「壁面の扉もさりげなくマッチしています。このお宅は住み手の要望に沿って家電や食器などを適切な位置にしまえるようにしてあると伺いました」

深澤「扉を開くととても細かな要望が落とし込まれています。これはキッチンプランナーさんの手腕です(笑)。一方で外側のデザインは建築になじむように、僕たちがリクエストを出す。するとサイズや面割りなどをそれに沿って計画してくれる。写真で見ると、窓のプロポーションとキッチンのプロポーションが一緒。これが日々の心地よさを生むんです。一般の住み手はもちろんそんな細かい指定ではできない。でもすっきりと見えるモダンなキッチンが欲しいと言ってくれれば、僕たちやキッチンのプロがそれを的確に形にすることができるんです」

キッチン製作:リネアタラーラ

本間「キッチンだけでも設計だけでもダメ、連動して歩むとこんなに完成度が高い。ところでテラジマアーキクテツではどのブランド、メーカーのキッチンでも頼めるんですか?」

深澤「お客様が入れたいという指名があれば、喜んで入れますが、その時も「なぜそれなのか」本質的なところを伺います。カタログの写真やブランド名に振り回されてないか。目的の本質とずれていれば、その指摘もします」

本間「設計施工とキッチン会社の連動。どうしてそれがテラジマアーキテクツだとスムーズにいくのでしょうか?」

深澤「それは工事にあたる74職種、450名の職人と密接な関係と信頼を積み上げているからです。一般の方には見えにくいところですが、実は僕たちのデザインや空間の質を支えているのは、こういった人間力です」

次ページではもう少し詳しく聞いてみました。

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